地下歓楽街―Information―
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蓮への不満をぶちまけているので、蓮が好きで好きでたまらないという人は読まない方が賢明です。
●花とゆめ3号感想●
まずいきなり付録がはさまっていた、二人がハグするシーンを見てしまいました。え、もしかして告白!? と、一瞬、喜んだんですけどね……。
表紙について
お正月だから着物を想像していましたが、夏に浴衣姿があったおかげか、立て続けに和装はありませんでしたね。残念。でも外でデートをしているっぽい服装の蓮とキョーコだったので満足です。キョーコの格好は寒そうですが。
扉絵について
昔実家に貼ってあった『勘違いしちゃった某政治家のポスター』とまったく同じ構図だったので、すごーく嫌な気分になりました。レイノの方が数百倍格好いいのがせめてもの救いです。
99話にしてようやく『ラブストーリーは突然に』が終わって、まだまだ続きそうな予感がしていたので安心してしました。年内には終われなかったけど100話の大台に乗る前にちゃんと終わったのですね。延々続いたらどうしようと思ってました。
蓮が芸名という件について
想像していたのでさほどショックはありませんでしたが、こうもはっきり認められてしまうと二次で将来的な話が書きにくくなります。付き合っている最中はともかく、結婚後も芸名で呼ぶというのはさすがにないだろうし……。
本誌の展開そっちのけで、自分の書こうとしている話の軌道修正を考えてしまいました。誤魔化し誤魔化し書いて、本名が明かされた時点で直せるところは直す、というのが無難かしら。
勝手にこんな想像もしていました。
コーン→工事現場のアレ→パイロン→白龍→中国系?
蓮とレイノのかけひきについて
蓮の眼光に怯むレイノ。これって、過去の荒んだ蓮を垣間見てしまったからの反応でしょうか。殴られるのが嫌で『二度とキョーコに近づかない』と約束しちゃっているし、これでめでたくレイノもヘタレ決定ですね。その場しのぎの言葉で、レイノとしてはおとなしく守る気はないのでしょうが、キョーコの方から近づくようにしむけるとか、偶然を装うとか、言い逃れの余地は十分にありそうです。
本当にこの約束を守るような男だったら、もう少し個性の薄いキャラで十分だから、彼は彼なりに今後も重要な役割を果たすのでしょう。きっと。
でも、最後で蓮に二度と会いたくないようなことを言っていたので、蓮のいないところでキョーコ(と尚)にちょっかいを出すというヘタレっぷりを披露してくれるのかな。蓮・尚・レイノと、顔だけが良いヘタレ三人に惚れられて、いくらなんでもキョーコが可哀相に思えます……。
蓮の怒りに反応する怨キョについて
蓮自身に興奮しているわけではないけれど、蓮に対して「好き好き~♪」と言わんばかりに飛びつこうとしているのが可愛い。神々スマイルが殺怨キョ光線なら、大魔王の波動は怨キョの興奮剤なのですね。
親ビンそっちのけで怨キョが先に懐柔されて、その後、親ビンも大魔王と……という展開もありちゃありかもしれません。
嫉妬する蓮について
レイノがキョーコを呼び捨てにして、自分にわからない話題をキョーコとしていることに苛立つ蓮。
付き合うようになっら「キョーコ」と呼び捨てにしそうな感じですね。
で、幼いキョーコとの約束を覚えているところまでは良いのだけど、「キョーコちゃん」と呼ばないどころか、名字で呼び続けるのは自分の都合(キョーコに深入りしないための予防線?)なのに、他の男が呼び捨てにしたくらいでなぜそこまで腹を立てるのかわかりません。
嫉妬まではいいのよ。ただ、付き合ってもいない女の子の周囲の男の言動にいちいちキレて当たるというのが……。こういう蓮を見ていると、芸能界一イイ男という称号はイメージが一人歩きしてるんだろうなとしか思えないです。付き合っているならともかく、キョーコは蓮の気持ちさえ知らない段階なのだから、勝手に嫉妬して八つ当たりでキョーコを泣かせないで欲しい。
現実にいたらウザイよ、こういう男。せめて嫉妬していることをちゃんと自覚して、自分のことを見て欲しいのだと告げないことには。冷静に見ている私にとっては、実害という意味でレイノ以上のストーカーにも思えてきます。
思い切って告白しますが、蓮は私個人の感覚では全然いい男じゃないです。キョーコにベタ惚れという大前提と夜の帝王がいなければ、尚やレイノよりもどうでもいい存在だったかもしれません。そういう意味で、蓮と大魔王と帝王が私の中では完全に別ものとして扱われていて、帝王+微大魔王ばかり書いているのかも。このサイトを立ち上げる際に最初に書こうとしたSSは【光×キョ←蓮】だったくらいだし、キョーコ総受けだったら相手は誰でもいいと思い始めている私がいます。
落ち込んだキョーコについて
泣きそうになっているキョーコに萌えた私は、思っていた以上に変態なのかもしれません。なんかこう、ぎゅっと抱きしめて慰めてやりたくなるような……。私はレズっ気なんてないと思っていますが、男キャラそっちのけでヒロインに萌えたのはスキビが初めてです。
「死ねばいいのに(←私は某所で発表したSSで蓮に対して言ったことがありますが)」と自分に向けて言うキョーコを見たときは、蓮の好感度がガクンと落ちました。キョーコは自分の価値を過小評価しすぎだと知っているはずなのに、ここまで落ち込ませてしまうような、配慮のできていない男だということにがっかりというか。
泣き出したキョーコを見て、それでもまだ名乗るわけにいかないと考えながらうろたえる蓮に対しては「この期に及んでまだ何もしないのかよ!」と、呆れ半分に見ていました。
全然大人じゃないよね。……と言いつつ、漫画に対してここまで熱くなっている私も十分大人げないのだけど。
キョーコを慰める蓮について
キョーコが自分のために泣いていると知ったせいか、蓮の表情から険しさが消え、コーンはきっと生きて自由に飛んでいると語る蓮……。大人の男(←少なくとも外見は)の口から妖精だとか王子だとか出てくるのは、激しい違和感を感じます。
「王家の人間は~」という台詞に対しては、『天は赤い河のほとり』で皇族が死にまくっているのを思い出してしまいました。ザナンザ皇子が死ぬ場面で毎回泣きそうになる身としては、はなはだ心外としか言えません。
とっさに妖精や王子という単語が出てくるあたり、蓮もメルヘン思考に侵されつつありますね。
さて、私が真っ先に見てしまった二人のハグシーンですが、キョーコがうっとりと身を任せているように見えるのが気になりました。まさか最後の最後でキョーコが蓮を意識するようになったとか、そういう事なのでしょうか。
社さんとキスしたらメロメロになるとか言っていたので、どうせならそれをここで実行してほしかったと言ったら欲張りすぎかしら。
でも次号を読んだらキョーコがいきなり恋愛モード全開にしてモー子さんに「敦賀さんのことが好き」とか相談していたら嫌だなと思います。スキビには通常の少女漫画の定石らしい『実は両想いなんだけど告白できないでモジモジ悩み、女の子の方から告白して付き合う』という展開にはなってほしくないです。恋愛に傷ついてボロボロになっているキョーコを、いかにして蓮が救い幸せにするか、という展開を希望。
レイノの着ウタ(?)について
ドラムの名前がミロクだと判明した時点で他のメンバーも仏教系とか考えてしまった私は、あまり驚きませんでした。昔テレビで見たメンバー全員が住職というバンドを思いだしてしまい、これでそのバンドとビーグルが繋がってしまったような。袈裟を着ているビーグルメンバーが頭に浮かんで、もうビジュアル系というイメージで見られません。
VGの所属事務所の社長について
「見た目通り負けず嫌い」という社長の顔を拝んでみたいものです。できればローリィと対決するところを!
……しばらくローリィが登場していないので、余計に『社長』という言葉に敏感になっています。
次号予告について
次は連載100話記念のキャラコン結果発表&巻頭カラーだそうです。「新章突入! キョーコが次に挑むのは…!?」というアオリが付いているので、もしかしたらDMのロケも一段落ついて、新しいお仕事がはじまるのかもしれません。
まだDM放送開始前なので、主演のような大きい仕事ではなく、映画か舞台に脇役で出演するんじゃないかなとは思っていますが、どうせなら新開監督の映画に出て欲しいです。
髪もまた茶髪に戻ってくれたら嬉しいです。茶髪の方が描きやすいので。
総合的な感想
抱きしめそうになる衝動をついに抑えきれなくなった蓮と、抱きしめられて拒まなかったキョーコが良かった。でも、付き合ってもいないのに嫉妬してキョーコを傷つけたことはやはり許せないと思う。
私は蓮よりもはるかにキョーコのことが好きなようです。キョーコを幸せにしろ、蓮!!