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地下歓楽街―Information―

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先月40箱購入したチョコボ―ルのうち、半分を食べ終わりました。
知り合いから「1ケース(20箱)買ったら、銀のエンゼルが2枚当たった」と聞いたので期待していましたが、残念ながら今回は銀が1枚のみ。
意外と少ないのね。

でも、食べるたびに、チョコボ―ル ⇒ 向井 ⇒ 駅弁 という連想をしてしまい、仕事中に妄想タイムに陥ります。こんなのは私だけだろうけど。


★拍手レス★


05/24
01:10頃『憂鬱な戦争~』のお客様
続きは考えてませんでした。でも、なんとなくこんな光景が浮かびました。
------------
■不破尚の場合3

「ふざけんな! 俺は降りる! ぜってーイヤだ。キスシーンも女装もジョーダンじゃねーっっ!!!」
 控え室に戻ると、尚は駄々っ子のように抵抗し続けた。
 『憂鬱な戦争』の収録もシリーズの半ばまで進み、降板させてもらえないまま鬱々と従い続けた。
 しかし、物語も終盤にかかってくると、必然的に相手役とのシーンも増える。ふいに会話が途切れ意味深に見つめ合ったり、手と手が触れそうになって慌てて引っ込めたり……。そんな場面が続く。
 それを男、しかも大嫌いな男と演じねばならないのだから、尚のストレスもピークに達していた。
「頼むよ、ショーコさん。俺、もう本当に耐えられねえ!」
「そうは言ってもね……」
 祥子が困っていると、控え室のドアが叩かれた。
 返事の後に、メイク道具を抱えた女性二人組が室内に足を踏み入れる。
「おまたせしました。さあ、ちゃちゃっとメイクしちゃいましょうね」
「不破君、上だけ脱いでくれるかしら」
 彼女たちは尚の特殊メイクを担当している、海外でも活躍する特殊メイクのプロだった。ストーリーの前半では、主に隆々の筋肉を作り、後半に突入した今では、女性特有の丸みを帯びた曲線を作っている。
「はい、大きく息を吸ってー」
「ぎゃぁああああ!!!? 死ぬ! 死ぬぅっ!」
「男なんだからこれくらい我慢して!」
 二人がかりでコルセットを締め付けられ、肋骨がギシギシと悲鳴をあげる。
 尚は恥も外聞もなく絶叫しまくった。
   :
   :
 格闘すること1時間……。
「ほうら、できたわよ」
 そう言われた尚が鏡の中に見たものは、どこからどう見てもすこぶるつきの美女だった。
 陰影をコントロールすることで喉仏も目立たなくなり、しなやかな筋肉の付いた腕や太股をゆったりとした服の下に隠す。もともと中世的な顔にうすい化粧をほどこせば、それだけで男とはわからなくなっている。
「まじかよ!? これが俺?」
「今日は敦賀君が見とれるって設定だから、とびっきり美人にしてみたわ。これから最終回に向けてどんどん可愛くなるわよ。楽しみにしてて!」
「不破君って、元々素材がいいからメイクしがいがあるね~。どこに出しても恥ずかしくない女っぷりだわ」
「すごいわ、尚。あなた、今ならミスコンに出ても優勝間違いなしよ!」
「……そ、そうか?」
「最っ高よ。ああ、尚にそっくりな妹がいないのは残念でたまらないわ。どこの事務所もほっとかないわよ、こんな絶世の美女っ!」
「そうそう、自分が女であることをこれだけ恥ずかしく思ったのは初めてよ。これだけ浮世離れした美しさだと、嫉妬する気にもならいわ」
「さすがは日本が誇る至宝、天下の不破尚ね!」
「この姿を見たら、日本中の女性にくわえて男性陣までメロメロになるのは間違いないわ」
「ま、まあな」
 女性陣に持ち上げられ、いつしか尚の機嫌は直っていた。

 尚は操られていることに気づかないまま、上機嫌で控え室を後にした。

 


■京子の場合3

「嘘!? アレがあのバカショー!?」
 キョーコは目を疑った。
 スタジオ入口で「不破君入りますー」との声があがり、スタッフがどよめいた。何事かと振り向けば、飛び込んできたのは花も裸足で逃げ出しそうな絶世の美女。
 スタッフの会話に耳をそばだてると、どうやらその美女は尚が女装した姿だという。
 内股でしゃなりしゃなりと歩く姿は、ぐうの音も出ない完璧な女性だった。匂い立つ色香が、離れた場所に立つキョーコところまで薫ってきそうな勢いだ。
「なんて事――。芸能人としてだけじゃなくて、演技力や女らしさでも足元に及ばないなんて――」
 キョーコは言いようのない敗北感に打ちのめされた。
 しかし、ただでは転ばない。
「バカショーであのレベルなんだもの。敦賀さんだったらそれ以上に化けるわよ! そうよ、敦賀さんがあんなバカに負けるはずがないわ! 仇を取ってもらわなくちゃ」

 キョーコは尊敬する先輩に望みを託すため、ひときわ眩しい一帯に足を向けた。

 


■敦賀蓮の場合3

「――――」
「蓮、今、ちょっとだけ見惚れてただろう?」
「見惚れてません」
「可愛いとか思ってしまっただろう?」
「思ってません」
「不破だと気づかずに惚れそうになっただろう?」
「なってません! 驚いて声がでなかっただけです」
「……そういうことにしといてやるよ」
 含み笑いを浮かべた社が去ると、蓮はがくりと膝をついた。
「最悪だ」
 蓮は男に見惚れるという失態を犯し、深いため息をついた。
 しかし、愛しい少女が近づいてくるのをみとめて、無理矢理笑顔を作る。
「本日はお日柄も良く、敦賀さんにおかれましてはご機嫌麗しく恐悦至極……」
 何故かキョーコはガチガチに緊張しきっていた。言ってることも意味不明だ。
 蓮は作り笑顔をゆるめ、心配そうにのぞき込んだ。
「どうしたの、最上さん? 何か俺に言いたいことでもあるの?」
「非常に申し上げにくいことなんですが、敦賀さんにお願いがあって……」
「最上さんの頼みとあらば、一肌でも二肌でも脱ぐよ? 何? 言ってごらん?」
 キョーコからの初めての『おねだり』に舞い上がり、蓮はとろけんばかりの笑みを浮かべた。

 そして……さらなる絶望の淵につき落とされた。


------------
書いてみたけれど、尚を褒め称えるのってあまり楽しくありませんね。

 

あに様
楽しんでいただけたようで嬉しいです。
何度か読み返して、蓮がヘタレ返上できないまま終わっていたことに気づきました。
おかしいですね。書いている最中はやっと男になったー、と思っていたはずなんですが……。

 

鬱っぽいと書いたからかどうかわかりませんが、いつもよりたくさん拍手をいただきました。
ありがとうございます つД`)・゚・。・゚゚・*:.。
でも、チェックシートで軽度の鬱と出ただけで、自覚症状はありませんから! 多分違うと思いますのでご安心くださいませ。

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MEG(天野恵美)
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女性
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喰う・寝る・遊ぶ
自己紹介:
都内某所に潜伏する不良会社員。
『スキップ・ビート!』(c)仲村佳樹にハマって道を外したド変態。

サイトの傾向は工口寄り。
日々キョーコをあんあん言わせることばかり考えてます。



天野恵美名義で同人活動も行っています。

サークル名は『天の恵み』。ガッツリ長編工口小説と、ギャグ系の漫画を描いてます。
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